僕が尊敬する人は2人いるんですけど、
その1人、石塚パイセンは大学の陸上部のひとつ先輩。
冬の走り込みで、300Mを何本も何本も走るという苦行があって、
それはもう、社会に出てもあれ以上にキツくて達成感のある体験とか
間違いなくしてないんじゃないかと思います。
とにかく乳酸が全身に巡って足はもつれ、顎は上がり、
これぞ必死の形相、という意識もギリギリになるんだけど
僕らの後ろからスタートした石塚パイセンがラストの直線で
スーーーーッと迫ってきて、追い抜きざまに一瞬僕の背中を押して
「頑張れ」
と声をかけて抜き去っていくわけです。
僕はギリギリの意識の中でも嬉しいのと、
「ぬぅーーー石塚パイセンの足元にも及ばぬ俺、情けねぇ!」という思いで、
最後の力を振り絞り、どうにかこうにかゴールしてドタッと倒れ込むわけです。
酸欠になってるんで頭ズキズキ、ケツは割れんばかりにツラく、
目の前は真っ暗になります。
で、多少回復したところで立ち上がり、「ションベンでもすっか」と
トイレに向かったら、なんと石塚パイセン、
ゲェゲェ吐いてるわけです。
要するに、自分も無茶苦茶キツイのに、
僕みたいなカスを気にかけてくれたってことなんです。
しかも僕はゲロ吐くほど自分を追い込んでない。
こういう人って、その辺にいますかね?
いるとは思うけど、その辺にはいない。
こういう人が、組織を統率すると強いですよ。
この石塚パイセンエピソードは他にもあるんで、
またおいおい書きます。
